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胃腸に関するお悩みは胃腸相談室にてお答えしております。
お気軽にご相談ください。
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2020年4月27日
当院は肛門専門医のいる病院です。
当院は、外科胃腸科を掲げていますので、肛門科と大きく掲げた病院が恥ずかしい
患者様でも、他の人に知られることなく受診することができます。
痔の悩みは1人で悩まないで、ぜひとも専門医の診察を受けてください。
患者さまに合った最適な治療法をご提案いたします。
まずは、お気軽にご相談ください。
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2020年4月20日
胃の精密検査について
〈ご質問〉
胃の集団検査を受けたら、精密検査が必要と通知が来ました。
精密検査はカメラだけでよろしいでしょうか?
レントゲン透視も必要でしょうか?
〈回答〉
胃の精密検査は、精密レントゲン透視から始めることをオススメいたします。
◎精密レントゲン透視
見つけ出された病変をきちんと描出して診断をつけ、かつ悪性ならどういう手術をすればよいのか決める検査です。
◎胃内視鏡検査(胃カメラ)
レントゲン透視で見つけ出された病変を内視鏡で見て再確認し、さらに組織の
一部をとって組織学的検査をして病変が癌(がん)であるか、腫瘍(すいよう)であるのか、あるいは他の良性の病気であるのかを確かめる検査です。
精密レントゲン透視も内視鏡検査も、ともに大切な検査ですので、両方することが最も良い方法と言えます。
当院はレントゲン透視も内視鏡検査もでき、診断技術を日々向上させております。
お気軽にご来院ください。
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2020年4月6日
潰瘍性大腸炎について
肛門に痛みはないが、血便や粘液が出ることはありませんか?
もしかしたら【潰瘍性大腸炎(かいようせいだいちょうえん)】かもしれません。
【潰瘍性大腸炎とは】
とても複雑で原因のわかりにくい病気です。
また、重症化すると手に負えないくらい治療に難渋し、治っても再発する厄介な
病気です。
そういったことで、潰瘍性大腸炎は難病に指定されています。
最初の症状は、血便が出ることで気づきます。最初は痔かな?と思う程度で、赤い血液が紙に付いたり便に血液がついたりしますが、肛門に痛みはなく、長く続くため不思議に思い病院へ来られる方が多いようです。
発病年齢は、20歳代が多いですが、15~19歳の間にも発病がみられ、男女ともに比較的若年から発病し、再発、再燃を繰り返します。
【検査方法】
大腸内視鏡検査、X線検査を行います。
しかし、あまり頻繁に行うと病状を悪化させることがありますので、必要な程度にとどめるのが良いです。
【種類】
潰瘍大腸炎は、普通は肛門に近い方から次第に上の方へ広がって行き、病変の範囲によって分かれます。
1.直腸型
2.左側結腸型
3.全大腸型
直腸型は一般に軽く、再発しても軽くまた再発しない症例もあります。
また全大腸型は一番重く、一度治ってもすぐに再発するものもあります。
潰瘍大腸炎は、軽症なものから重症なものまで千差万別で、レントゲンや内視鏡
所見も大いに異なりますので、どの型でどれくらい進行しているか見極め、適切な治療をすすめなければなりません。
【再発・再燃】
再発しやすい要因は、過労、睡眠不足、生活の不規則、精神的なストレスなどが
上げられますので注意しましょう。
再燃を繰り返すと…
直腸型や左側結腸型は老年化するにつれ、自然治癒する人が多いです。
ところが、非常に長期にわたり再発・再燃を繰り返すと大腸がんが発生することがあります。
また、もう一つ危険な合併症が「劇症型の中毒性巨大結腸」です。
これは、死に至る場合もあります。
重症化しているのに不適正な治療をしたり、治療を怠った時になるものなので
適正な治療をしていればそんなことにはなりません。
病状にあった適正な治療を行うことが大切です。
まずは、お気軽に当院にご相談ください。
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2020年3月23日
鼠径ヘルニアについて
太ももや足のつけね(鼠径部)に、指で押さえると引っ込む柔らかい腫れなど
ありませんか?
それは【鼠径ヘルニア】かもしれません。
【鼠径ヘルニアとは】
鼠径ヘルニアとは、一般に脱腸と呼ばれる良性の病気です。
立った時やお腹に力を入れた時に鼠径部の皮膚の下に腹膜や腸の一部などが出て
きて柔らかい腫れができます。普通は、指で押さえると引っ込みます。
最初はお腹の中から腸がでてき、次第に小腸などの臓器が出てくるので不快感や
痛みを伴ってきます。
【40代以上の男性は要注意!】
乳幼児の場合はほとんど先天的なものですが、成人の場合は加齢により身体の組織が弱くなることが原因で、特に40代以上の男性に多くみられる傾向があります。
乳幼児でも中高年でも鼠径ヘルニア患者の80%以上が男性です。
腹圧のかかる製造業や立ち仕事に従事する人に多くみられます。
【下記に当てはまる方も要注意】
・便秘症の人
・肥満の人
・前立腺肥大の人
・咳をよくする人
・妊娠している人
【治療方法】
小児と成人では原因が違い、治療法も異なります。
小児の場合、自然に治るケースもありますが、成人の場合はお薬で治すことができず、手術が必要になります。
放置しておくと緊急手術を要する場合がありますので、痛みの症状などがある方は早めに手術治療を受けましょう。
まずは、お気軽にご来院ください。
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2020年3月09日
あなたの便秘はどのタイプ?
ツラい便秘…我慢せずに治しましょう!
便秘には、色々な程度と種類があります。
次のように分けて考えてみましょう。
①2~3日に1度排便するが、便が硬く量が少ない人
<対策>
野菜、特にニンジンやごぼうなどをよく食べるようにしましょう。
きのこ、たけのこ、コンニャク、海藻類はほとんど吸収されることなく便になるので、便の量を増やすのに有効です。
②2~3日おきに便秘と下痢を繰り返す人
<対策>
まず毎日決められた時間に出ても出なくてもトイレへ行くようにしましょう。
また、便の量が増えるように野菜を食べましょう。
③お年寄りの方で、排便がなく放置していると1週間たっても出ないという人
<対策>
充分野菜の多い食事を摂りましょう。
なるべく運動して腸の動きを促進しましょう。
④脳障害で半身不随の人や、お年寄りで寝たきりの方で、石のように硬くなった便がたまって出ない人
<対策>
手で便の摘出をしてあげなくてはうまく便が出ません。摘出の要領は素人では難しいので診察にお越しください。
また、下剤を差し上げ、硬くならないうちにイチジク浣腸をしてあげるようにしましょう。
⑤便秘で便が出にくいのに1日何回もトイレに行き、しかも少量の下痢便しか出ない人
<対策>
すぐ厳重な大腸の検査を必要とします。まずは、ご来院ください。
便秘や下痢にお悩みの方は、お気軽にご相談ください。
患者一人一人の症状や生活環境に合った治療をいたします。
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2020年2月25日
アルコール性肝炎の予防
長期に渡り過剰に飲酒することでアルコール性肝炎になる恐れがあります。
肝硬変や肝がんといった命に関わる病気になる前に予防しましょう!
【アルコール性肝炎とは】
長期にわたって過剰に飲酒することによって起こる肝障害です。
アルコール性肝障害にも、軽いものから、重症のものまであります。
そのまま飲酒し続けると、やがて【肝硬変】や【肝がん】といった命に関わる
病気に進行します。
【病状】
食欲不振や上腹部の重苦しさなどの症状があります。
悪化して本格的なアルコール性肝炎になると、下記のような症状が現れます。
・体からアルコール臭がする
・肝臓が大きく腫大し、右側腹部が痛くなる
また病状が進行しますと、黄疸が出て、同時に発熱などの症状も現れ、治療が
非常に困難になります。
更に重症になると、肝性脳症や肺炎、急性腎不全や消化管出血を来たし、
エンドトキシン血症となり命に関わってきます。
【予防】
アルコール性肝炎はお酒の飲み方で予防することが可能です。
普段から適量な飲酒にとどめておき、もし症状がみられましたら、自制がきかなくなる前に断酒することが最も大切です。
特に女性の場合はアルコールに対する耐用量が一般的に少なく、少ない酒量でも
肝障害が起こることがありますので、女性の飲酒には注意が必要です。
まずは、お気軽に当院までご相談下さい。
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2020年2月10日
食道アカラシア
・食べたものをよく嘔吐する
・食べ物がつかえる
・食べ物を上手く飲み込めない
・胸の痛みがある
このような症状はありませんか?
それは食道アカラシアかもしれません。
【食道アカラシアとは】
食道アカラシアは、食道から胃に入る入口(噴門)の筋肉が締まっていて、入口がなかなか開かないために、食物が食道から胃に落ちて行きにくい状態になって
います。食道がんに似ていて、食べ物をよく嘔吐します。
しかし、食道がんよりもわりと若い年齢の人にも見られるという特徴があります。
また、食道全体の筋肉がたるんでいて蠕動(ぜんどう)運動がないため、いつも
食べた物が多量に食道に溜まった状態になっています。
原因は不明ですが、食道の神経叢(しんけいそう)が変性してしまったためと
考えられます。
【診断方法】
X線透視
バリュウムを飲んで透視します。
内視顕微鏡検査
食道粘膜のただれ状態を見たりするのに必要です。
食道アカラシアを持っている人は食道がんの合併頻度が高いですので、それを見落とさないようにするために、時々行わなければなりません。
【治療方法】
バルーン(風船)を使って噴門を広げる治療を繰り返すことで、少しずつ通過をよくします。
それでも、効果が不十分な場合は手術を行います。
手術は胸腔鏡(きょうくうきょう)または腹腔鏡下(ふくくうきょうか)に噴門の筋肉を切開して広げるという方法をとります。小さい切開口で安全に手術ができ入院期間も短いです。
症状にお悩みの方は、お気軽に当院までご相談ください。
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