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2017年1月30日
虚血性大腸炎について
強い腹痛や血便・出血などがありませんか?
もしかしたら虚血性大腸炎(きょけつせいだいちょうえん)かもしれません。
【虚血性大腸炎とは】
大腸への血流が一時的に悪くなったため、大腸の粘膜が壊死(腐った)になった
ため起こる病気です。
最初は、強い便意があって便所に行ってもなかなか便がでず、しぼり上げるような腹痛と出血が始まります。その後は、周期的に腹痛と便意があり、便がなくなった後はほとんど出血し、15~20分おきに便所に行き、最後は便所から出られなく
なって失神したり、救急車で運ばれたりします。
典型的な症例は、動脈硬化や一過性脳虚血を起こしたお年寄りの人に多い傾向が
あります。
【種類】
狭窄型(きょうさくがた)
大腸粘膜の壊死になった所が広く、かつ深く起こった時にみられる重症なものです。壊死のあと腸に広い潰瘍ができ、それが治るため大腸が狭くなり、更に排便がしにくくなります。
一過性型
軽症のもので、大腸粘膜の壊死が浅いため、潰瘍にならないでビランで治るか、
または潰瘍が生じても小さいため自然治癒します。
【治療】
重症な場合は、入院して点滴を続け、鎮痙剤の注射をしているうちに次第に良く
なり、1週間もすれば出血も痛みもほとんど取れ治療に向かいます。
【予防】
虚血性大腸炎は、急性胃炎・急性胃潰瘍と大変似ており、共通点もあるので精神的なストレスがかなり関与している可能性があります。
ひどい便秘にならないように食生活などに気をつけたり、精神的ストレスを避け、ゆっくりとした生活を送ったりして予防しましょう。
左下腹部の腹痛がある場合、虚血性大腸炎の可能性が高いです。
まずは、お気軽に当院へご相談下さい。
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2017年1月16日
女性と痔について
妊娠や出産をきっかけに痔を発症することがあります。
ほとんどは薬でよくなりますが、手術が必要な場合もあるので気をつけましょう!
また、おしりに見られる症状で、出血・腫れ・痛みといった、一見「痔かな?」と
思うような症状の中には、おしりに関係する他の病気や大腸のトラブルが原因と
なって起こっている場合もあります。
とくに、痔の経験がある方は出血や腫れに慣れてしまっているため、そのままに
してしまい他の病気を見逃すケースも少なくありません。
ちょっと心配…という人は、チェックしておきましょう。
~「肛門科と大きく掲げた病院は恥ずかしい」とお考えの方へ~
当院は、肛門専門医のいる外科胃腸科を掲げた病院です。
他の人に知られることなく受診ができます。
まずは、お気軽に当院にご相談ください。
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2017年1月4日
胃腸が疲れていませんか?
年末年始の宴会シーズン、食べ過ぎ・飲み過ぎで胃腸が疲れていませんか?
胃もたれや胃の不快感など、胃腸に関することは専門医のいる当院へご相談
ください。
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2016年12月19日
急性胃炎について
突然の胃の痛み…急性胃炎かも?!
当院で正確に診断いたします。
【急性胃炎とは】
突然強い上腹部の痛みが始まり、周期的にしめつけるような痛みが何度も襲って
くる病気です。
急性胃炎は軽いものから次の3種類に大別されます。
① 浮腫(ふしゅ)型
胃の内面の粘膜が腫れ上がっているだけで粘膜のただれはありません。
主としてサバやアジ、いわし、イカの生などを食べた時に起こります。
内視鏡で見て、胃の壁に刺入しているアニサキスという虫をつまんで取り出せば、
すぐ治ります。
② 出血性びらん型
胃の粘膜が腫れ上がり、胃の出口に近い所に多発の出血びらんが地図状に
拡がっています。
きちんと治療すれば、びらんは1週間ぐらいであとかたを残さずに治ります。
③ 潰瘍形成(かいようけいせい)型
最も重症のもので、発作のはじめは出血性びらんと似ていますが、更に酷く、
治るまで1ヵ月かかります。
この型は周期的な激痛とともに褐色またはコーヒー残渣用(ざんさよう)の多量の
胃液を嘔吐することが特徴で、これが24時間続きます。しかし痛みは次第に
軽くなり、ほぼ1週間程で軽快します。
【治療について】
最も大切なことは食事療法です。流動食から、うすいお粥、五分粥、七分粥、
全粥と上げていき1週間ぐらいで普通食にもどします。
「出血性びらん型」と「潰瘍形成型」に対しては、抗潰瘍剤の点滴や内服が
必要です。
当院は、急性胃炎の研究では多くの業績を上げておりますので、最短の日数で
治療することが可能です。
突然胃が痛くなったら、急性胃炎かもしれません。ご来院ください。
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2016年12月5日
食道がんについて
食道がんは、一昔前までは治療が困難でした。
しかし現在では手術のテクニックや機器類が格段に進歩してきているので
安全に手術を受けることができ、また治療成績も向上してきています。
【診断】
進行した食道がんなら胃の検査をする過程で簡単に発見されます。
またそれ程進んだ食道がんでなくても、少しでも表面が隆起していたり、凹んで
いたりしていれば、胃の精密検査を受けることによって、食道がんは発見され
ます。
ただしそのためには、レントゲン透視と内視鏡検査の両方を受けるのが万全で
よろしいと思います。
下記に当てはまる方は、早期発見のために食道の精密検査を受診されることを
おすすめします。
◯食道につかえ感のある人
◯食べている途中で、食べ物がつかえて下がらない人
◯以前、耳鼻科でがんまたは胃がんの治療をしたことがある人
◯親や兄弟が食道がんにかかったことがある場合
◯60歳以上になってタバコ、お酒をよく飲む人
【治療】
ごく早期の食道がんであれば手術をせずにカメラでみながら、がんの所をはぎ
取って治療します。
しかしちょっと進んだ食道がんでは手術をしなくてはなりません。
さらにもっと進行した食道がんでは放射線治療と温熱療法を併用してがんを小さく
させ、手術できる状態にして手術を行います。
まずは、お気軽にご来院ください。
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2016年11月7日
胸やけについて
【胸やけの原因】
胸やけの原因は、胃の手術を受けている人は別として、多くの人は胃酸が食道に
逆流してくることによって起こります。
【胃潰瘍・十二指腸潰瘍をお持ちの方】
一般に若い人で多いのは、胃潰瘍や十二指腸潰瘍をお持ちの方で、たいてい強い
胃酸過多があります。
このような人は食後大体2~3時間して胸やけがします。
また、胃潰瘍や十二指腸潰瘍の持病をお持ちの方は、潰瘍が治っている時期にも
胃酸過多の素質が変わるわけではありませんので、時々胸やけがします。胸やけが
酷くなると、潰瘍が再発している可能性があるので、まだ痛みがなくても診察する
ことをお勧めします。
【胃酸過多の傾向の方】
胃潰瘍や十二指腸潰瘍までなくとも、胃酸過多の傾向の人は胸やけがします。
胸やけのする人は、簡単に胸やけの治療だけで済む人と胃潰瘍や十二指腸潰瘍が
あってその治療までしなくてはならない人がおりますので、胃の検査をしてみる
必要があります。
【胸やけの治療法】
単純な胸やけであれば、胃薬など色々な薬をうまく組み合わせて使えば良くなり
ますので、ご相談下さい。
外出や旅先で薬の持ち合わせがない時は、牛乳を少量ずつゆっくり飲むと止まり
ます。
また、胸やけのしやすい食品は避けましょう。
◯胸やけのしやすい食品
さつまいも、生菓子、コーヒー、脂っこいもの、からし類など、塩のよくきいた
魚の乾物 など
つらく不愉快な胸やけにお困りの方は、ぜひ早期に治しましょう。
まずは、お気軽に当院までご相談下さい。
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2016年10月24日
大腸がん手術について
最近の大腸がん手術は、必要最小限の切り口で行い、手術跡をできる限り小さく
する傾向になっています。
むやみに大きく大腸を切り取ることはよくありませんが、少なくともがんは全部
取り、転移の進んだ所まで充分に取り除かなければなりません。
がんの進み具合などを正確に診断し、
一人一人にあった手術を行うことが大切です。
当院の特徴は、診断から治療まで一貫して出来ることで、
特に胃がん・大腸がんは高い技法で良い治療成績をあげています。
どうぞお気軽にご相談ください。
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