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HOME > 胃腸相談室 > 回答|胸もとに物がつかえた感じ

胃腸相談室 回答

Q:胸もとに物がつかえた感じがして大変不愉快です。
時々胸が痛むような気もしますが どうしてこんな症状が出るのでしょうか。
どうすれば治るのでしょうか。

回答:

 私のところにはこのような症状を訴えてくる人が非常にたくさんいます。なかにはあちこちの大きい病院に行ってみたが結局原因がわからず途方にくれていると言った方もいらっしゃいます。統計を取ってみると女性のほうがずっと多く、男性にもいますが少ないようです。


  私のところではこのような患者さんが来られたら、よく話を聞いて正確な症状の把握に努めます。するとたいていの患者さんは胸の中央部付近にちょうどピンポン玉かゆで卵の黄身でもひっかかってるような気持ちで、少し動くようではあるが上がりもしないし下がりもしない。少し痛みがあり、ラムネかサイダーを飲んで下げたい気がするが、飲んでもそのあとまた同じような症状が現れると申します。それではそのような症状はご飯を食べてる途中で起こりますか?と尋ねますと、食事のときはそのようなことはなく、嘔吐したこともありませんと言われます。次に固形物、例えばビフテキや刺身などを食べた後とスープとかお粥を食べた後はどちらが悪いですか?と尋ねます。するとどちらでもあまり変わりはなく起きると言います。


 このような問診をしたうえで、まず内視鏡検査(カメラ検査)ついでバリウムによるX線透視の検査を行い、食道から胃、十二指腸までくまなく検査します。最近では内視鏡検査の時おかしいと思えばルゴール染色を行いますので、かなり早期の食道がんでもその気になって検査すれば確実に見つけることができます。


 これだけの検査をしても食道がんなどの特別な病変がみつからないときは、ご質問の方の病態に病態に該当するわけで、実際にはこのような癌などの異常所見がみつからない人が大部分です。


 ではなぜ食道に異常なものができてないのにつかえ感が起きるのでしょうか。それは咽頭部と食道の機能の不調和によって起きる症状なのです。咽頭部にはふだん私たちの知らぬうちに呼吸モードと食事モードとがうまく調整できているのです。まず呼吸モードのときには食道は筋肉だけですのでしぼんでいて内腔をものは通りません。一方気管には軟骨があり内腔は常に開いていて、かつふたが開いてますので空気は食道には入らず気管を通って肺に出たり入ったりします。 次に食事モードの時には気管の上にはふたが閉まり、食道が開くことによって食物が食道に下がっていきます。


  呼吸モードと食事モードはちょうど交通信号のように一方が赤の時には一方は青になり、また一方が青の時には一方は赤となり、交通整理がうまく行われています。ではこの交通整理はどこが行っているのかと申しますと、それは脳からの神経がこれをつかさどっているのです。人間の脳はちょうどパソコンのようなもので無限に大きいものではありません。物事を一つ一つ処理して片付けていけばスムーズに働くことができます。しかし、1度に2つも3つもの処理をしようとしたら誤った答えが出てきます。ちょうどパソコンに2人3人がたかって手を突っ込んでがちゃがちゃ扱っているようなもので正しい答えが出てきません。JRのコンピューターのように超大型であれば日本全国どこの駅から入力しても、また交通公社の末端から打ち込んでもひとつの座席に切符が二枚発行されることはありません。それはきちんと交通整理がされて超高速で計算できるからです。人間の脳はこんな大型コンピュータではありませんので、ひとつの問題が片付かないまま、つまり解決困難な大変不愉快な問題を常に頭の中にためておきながら、別の問題を処理しようとすれば混乱が生じ正しい答えが出てきません。一方で呼吸しなさいと命令を出しながら、一方で食べなさいという命令が出てくると、呼吸しながら食道が開きます。その症状が物が詰まったような症状になるのです。この理屈がわかって頂ければ治療方法はおのずからわかっていただけるでしょう。まず解決困難な都合の悪い問題をいつまでも脳の中にためておかないようにしてください。パソコンならゴミ箱のアイコンがあり、そこに不要なものを捨てていくことにより次々と新しく入力することができます。


 とはいっても、人間のことですから解決困難で不愉快な問題をそう感嘆には捨てられないかもしれません。そんなときはあまり切羽詰ったように考えないで、時には忘れてほかのことをしてください。それも難しいなら一日のうち症状の重いときを軽いときが必ずあります。症状の軽いときはどんなときかを考えていただき、軽い時間を増やすようにしてください。逆に重いときの時間を増やせば症状は重くなります。例えばデパートに行ってルンルン気分で買い物でもしているときはすっかり症状はとれているはずです。そのような時間を増やせばよいのです。よく考えて自分で病気を治すというくらいの心がけでやってください。薬は差し上げますがあくまでも補助療法だと考えてください。

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